企画展「大写真展」

企画事業(大写真展)実施報告

いわき市市制施行40周年記念・平成18年常磐炭田史研究会企画事業
「ヤマへの思い、そして新たな検証と展望」3事業
企画1 常磐炭田(いわき地方)終焉30年記念大写真展
企画2 常磐炭田についての講演会・映像鑑賞会
企画3 写真集「写真が語る常磐炭田の歴史」編集・発刊
企画1 大写真展実施概要

1.実施期間

平成18年11月18日(土)~12月10日(日)全23日間

2.会場

いわき市石炭・化石館(2室)・フロア等

3.主催等

常磐炭田史研究会・企画事業実行委員会(委員長:氏家武夫副会長)協賛・いわき市 石炭・化石館

4.内容

いわき地方の主要産業であった石炭産業の最終閉山後30年を記念しての当地方を 中心とした炭田・炭鉱各社等の変遷と地域での人々の生活と文化の変遷を、市民からの提供等による写真でもって振り返り検証し、今後を展望する内容で構成し展示した。

5.写真展実施結果概要
  1. 期間    予定通り11月18日~12月10日までの全23日間を開催(内、休館日1日あり)
  2. 開館時間  午前9:00~16:40
  3. 参観者総数 3272人(一日平均149人)
  4. 展示写真数 1024枚(パネル数:263枚) ※開始当初は1013枚でその後の展示替え・追加数が11枚
  5. 現物展示数 46点(坑内使用品・分布図等)
  6. 研究書籍等展示数 76冊
  7. 販売書籍  会発行の写真集、機関誌、会員著作3点、市発行書籍3点
    ※何れも有料販売を実施
    ※写真集の会場内販売数335冊、機関誌9冊
  8. 講座実績  予定した炭田・炭鉱関係連続講座を最終講座で1コマ追加(野球対談)し5回、計11講座で実施、講座聴講者数604人
  9. 折り紙遊び 2回実施(指導者5名)参加者数延べ17名
  10. ポスタークイズ 挑戦者103名(全員当選で記念品を贈呈)
  11. 感想・意見等シート提出件数 42件 (写真等提供意志あり等)
  12. 運営ボランティア等協力者数 午前・午後の延べ240人(一日)平均11人
    ※かもめたち・ブッドレア・湯本町有志の皆さんたちで、事前の写真貼付作業参加を含む。
  13. 協賛団体数 33企業・団体等
  14. 写真提供協力者数 40人(個人)・4学校・9企業等の計53件
    ※この他に物品等提供協力者8個人を入れて61件となった。
  15. 生花寄贈   1件(平電子印刷所)
  16. 文具・湯茶等協力 石炭・化石館及び職員の皆さん
  17. マスコミ取材・報道件数(テレビ・ラジオ・新聞)  会期中で9件(回)
    ※福島民報・福島民友・いわき民報・朝日・読売・NHK・TBS
    FMいわき・茨城新聞等
  18. 募集呼びかけへの写真等提供枚数実数  5373枚
    ※当初締切での提供数は5368枚であったが写真展会期中での追加提供が5人あり枚数が増加した。
  19. バックグラウンドミュージックとして映画「フラガール」音楽、常磐炭坑節等を流す。
6.展示した複製写真 1024枚
  1. 常磐炭田の炭鉱(なかま)たち      70枚
  2. 常磐炭田を支えた人たち         56枚
  3. 常磐炭田を支えた人たち(女性)     26枚
  4. 生死を分けた坑口は聖地だった      33枚
  5. 坑夫たち                 52枚
  6. 坑内の熱き仲間たち            20枚
  7. 大型設備                 40枚
  8. 選炭場の移り変わり            36枚
  9. 石炭輸送                 25枚
  10. ズリ山の悲しさはそれを人間が作ったからだ(宮尾しげる)60枚
  11. 炭鉱住宅                 26枚
  12. 炭鉱の付属施設              48枚
  13. 多くの鉱員の命を救った湯本病院やその他の炭鉱病院 35枚
  14. 火力発電所                23枚
  15. 辛くとも明るかった長屋生活        27枚
  16. 常磐炭鉱を支えた常磐製作所        31枚
  17. 表情豊かな炭鉱の子どもたち        63枚
  18. 団結心が強かった学校生活         32枚
  19. 昭和天皇のお顔は明るさに満ちていた    36枚
  20. 住宅環境改善のモデル地区         26枚
  21. 習技生の活躍               19枚
  22. 冠婚葬祭                  8枚
  23. 選挙                    6枚
  24. 一山一家の精神の基本となった山神様の祭り 33枚
  25. 全国に名を馳せた常磐炭鉱野球部      28枚
  26. スポーツ・文化              20枚
  27. 運動会                  34枚
  28. 時代を動かした常磐ハワイアンセンターの出現 32枚
  29. 閉山は悲しい、されど地域と人々は生き続けた 24枚
  30. いわきの人たちはもっと茨城方部の炭鉱を知ろう 44枚
  31. 額付き写真・ケース内写真          11枚

総計 1024枚
※提供全写真枚数5368枚の約19パーセントを展示。
現物写真  11枚を交替展示
実物展示 46点

  1. 長倉炭1点・炭鉱記念品(坑夫像等)3点・友子資料等3点(菅野勝雄)
  2. 炭鉱用具(カンテラ・懐中電灯等)14点(永山亘)
  3. 炭鉱用具(ヘルメット・ミニチュアトロッコ等)6点(渡辺為雄) 
  4. 病院写真・常磐炭鉱本社資料等4点(増山)
  5. 炭田地帯地質図1点(高橋紀信)
  6. 常磐炭鉱誌1点(園部)
  7. 坑夫人形1点(香川))
  8. 炭鉱ネーム入り手拭・浴衣6点(伝承郷・他)
  9. 炭鉱遺構地図等6点(会所有)
7.いただいた感想・意見等
  • 初めて石炭・化石館にきた。
  • 良い企画、東京でも開催願う。
  • 当時と現在を比較できる展示が欲しい。
  • 炭鉱は労使紛争で閉山したと思っていたが認識を新たにした。
  • 展示してある写真が欲しい、デジカメで撮りたい、有料で分けて欲しい等多数あり。
  • 鹿島坑採炭終了段階の地下状況の図面等を見たい。
  • 懐かしい、思い出に溢れる、とても懐かしく友達・おじいちゃん・おばあちゃんと久しぶりの会った気持ちになり写真をみて涙をこぼした。(多数)
  • 観光事業に用いることを考えて欲しい。発祥の偉業を伝える。
  • 炭鉱、ズリ山、遺構の分布図が欲しい。
  • 資料館の増設を望む。
  • 炭坑節の歌詞が欲しい。
  • 横川発電所は高萩市在である。
  • 今と全然違っているのでびっくりした、場所が分かって勉強になった(子ども)
  • またやって欲しい(多数)
  • 実際に体験した祖父の話など具体的に分かった、会場で当時のことを誇らしげに語り合う皆さんがいて私としてもうれしい気持ちになった。
  • 写真展示を大小組み合わせるなど工夫が欲しい。
  • ~炭鉱は何を語らん~
  • 勿来地区の標高点で「三角点=仙鉱」とあるのを見ているが何を示すものか教えて欲しい。
  • 昭和22~27年使用のカンテラあり、大日本炭鉱の石炭袋あり、等。

常磐炭田時代についての講演会・映像鑑賞会

会場 写真展開催期間中のいわき市石炭・化石館(旧軽食喫茶室)
時間 13:30~16:00 全講演会等共通 聴講無料
{予定}

第1回 11月18日(土)13:30~16:00

<講演1>「常磐炭田の歴史を学ぶ=江戸末期から明治中期まで」
講師:いわき市文化財保護審議会副会長   佐藤孝徳 氏
<講演2>「シーラカンスを探し求めて」
講師:ふくしま海洋科学館長   安部義孝 氏

第2回 11月23日(木)13:30~16:00 

<講演3>「常磐炭礦大型閉山闘争始末記」
講師:元常磐炭礦労働組合書記長   菅野勝雄 氏
<講演4>「『フタバサウルス・スズキィ』と同時代の生き物たち」
講師:前いわき市文化財保護審議会委員   高橋紀信 氏

第3回 11月25日(土)13:30~16:00

<講演5>  「山代吉宗という人の人間性について」講師:歴史科学協議会会員   呑川泰司 氏
<講演6> 「常磐炭礦野球部の選手たち」
講師:元常磐炭礦野球部監督   出澤政雄 氏

第4回 12月2日(土)13:30~16:00

<講演7> 「常磐炭田の歴史を学ぶ=明治30年代~戦後まで」
講師:草野心平記念文学館専門学芸員   小野 浩 氏
<講演8> 「炭鉱の生活と文学活動」
講師:俳誌「浜通り」編集主幹   結城良一 氏

第5回 12月9日(土)13:30~16:00

<研究発表> 「地域研究としての常磐炭田・炭鉱」
発表者 福島県立湯本高等学校社会科研究会生徒
<映像鑑賞> ※予定です。変更もあり得ます。
「戦時中の常磐炭礦」・「常磐炭礦野球部」等
注:この他、常磐炭鉱野球部関係の講座は好評で、別に関係者による公開座談会を開催し、その後、その好評をもとに今後(別記あり)「炭鉱野球部の歴史」に関する「写真集」を作成することとした。