事業・組織
研究会活動目的
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この法人は、福島県・茨城県を中心に、社会・経済・文化など多方面にわたって地域との関わりの深かった常磐炭田の調査・研究を行い、持って地域の歴史として後世に伝える事業を行い、市民の研究・学習・文化活動に寄与することを目的とする。
組織
設立 |
2003(平成15)年 6月22日 設立
2011(平成23)年12月21日 NPO法人化 |
歴代会長 |
初代会長 里見庫男(さとみくらお) 平成15年度〜平成18年度
第二代会長 大谷 明(おおたにあきら)平成19年度〜平成24年度
第三代会長 野木和夫(のぎかずお) 平成25年度〜 |
事務局 |
〒972-8321福島県いわき市常磐湯本町向田3-1 いわき市石炭・化石館内
電話 0246-42-3155 FAX 0246―42-3157
(主たる事務所)
福島県いわき市常磐湯本町辰ノ口144番地3 |
事務局長 |
馬目 太一 |
事業概要 |
- 常磐炭田に関する調査・研究事業
- 常磐炭田に関する資料収集事業
- 常磐炭田に関する情報の受発信
- 機関誌の発行
- 会員の研究・視察等を通した資質向上と親睦
- 関連団体との連携
- 講演会等研究成果の発表・啓発
- その他、この法人の目的を達成するために必要な事業
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主要役員
会長 |
野木和夫 |
副会長 |
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理事 |
- 大谷 明
- 坂本新輔
- 佐藤 剛
- 菅波 晋
- 佐久間博巳
- 神山敬章
- 大場敏宣
- 藤崎頼之
- 馬目太一
- 菅野昭夫
- 菊地啓正
- 田中寛一
- 熊澤幹夫
- 佐藤昌宏
- 渡辺文久
- 﨑泰夫
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監事 |
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事務局長 |
馬目太一 |
事務局次長 |
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事務局員 |
- 田中寛一
- 熊澤幹夫
- 菅野昭夫
- 佐藤昌宏
- 川﨑泰夫
- 高橋勝幸
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会費
個人正会員 |
年5,000円 |
団体正会員 |
一口年10,000円 何口でもOKです。 |
銀 行 |
福島銀行湯本支店 普通預金 口座番号 1026511
口座名義 常磐炭田史研究会 代表 野木和夫 |
郵便局(振込専用) |
常磐郵便局 口座番号02280-9-94720
加入者名 常磐炭田史研究会 |
会費詳細 |
詳しくは事務局へお問合せ下さい。
会費・機関誌代等の送金口座は下記の通りです。振込手数料はご負担願います。
会費などの領収書は送金時の振込証で代えさせていただきます。但し、別途領収証が必要な場合はご連絡下さい。 |
活動
いわき市には、かつて石炭産業では130を超える炭鉱会社、鉱山資源でも八茎鉱山等の会社、それらに関連する商業・生活・文化等の施設・ 設備等の構造物、機器・技術・人間の集積と、それらで積み上げられ蓄積 された社会的な財産が分布していた。いわば石炭産業は地域の「社会的現 象」そのものであった。それらを念頭に以下のような 地域活性化事業を考えている。
人的・人材資源の活用・展開策
- 地域の石炭産業・資源産業等の従事者・研究者等の再発掘と 再学習による人材養成・力量発揮・ガイディング用「ガイドブック」と「交流学習教材」の作成と活用と機会と場の提供
- 関係もしくは関心を有する全国的な人的ネットワークの構築と交流促進・ヘリテージ・ツーリズム(協議会)との連携による交流促進ネットワーク/ホームページの作成と相互交流の機会と場の提供
構造物資源の活用・展開策
- 産業遺産・遺構・物件等の再確認・再活用と歴史的・専門的な価値付け・専門家・研究者による学術的調査と市民・交流者への学習会等の提供
- それらの分布・立地・構造的な研究成果の図化・資料化・「ヘリテージマップ」(炭田・炭鉱等産業遺産案内図)の作成と活用、その機会と場の提供
社会的・文化的資源の活用・展開策
- 学問的・技術的・文化的・生活史的な資料等の収集整理と記録化
- 個人所有、団体所有等の遺産・遺構・関連資料等のデータ処理化・みろく沢炭鉱資料館、個人所蔵品等の資料等所有者の活用と学習機会の提供
活動課題
当研究会は地域研究者、専門的関係者、炭鉱労働経験者、大学・高校等教師、行政関係者、文化芸術活動者等、多様な人材で構成され、地域最大の産業であった石炭産業の変容といわき市を中心とする地域の変容と検証、現在との関係、未来への伝達等を社会的・歴史的・地域的視点で総合的に考察し、もって地域の財産を継承・発展させようとる活動を積極的に推進している。現在、その活動では課題等としては、
- 知見・体験を有する経験者が高齢化し、その知識・知的財産が消失しようとしている。
- 炭鉱等の産業遺産が老朽化・廃失化し、地域の貴重な遺産・遺構が失われてきている。
- 炭田・炭鉱等産業の会社・社会で培われてきた社会的・文化的・技術的遺産が散失されようとしている。
- .映画「フラガール」ヒットに見られるような地域社会を築いてきた人間の歴史が新たな目で見直されようとしている今、早急な産業遺産・遺構・文化・伝聞・生活等の総合的な調査研究と、そのまとめが不可欠な状況になっている。
- さらに人々、人間を中心においた地域活性化の必要な現在、多様な人々・地域との交流は不可欠であり、ヘリテージ・ツーリズム等の視点での新たな文化遺産の体験・交流の学習機会の提供が求められている。
炭田・炭鉱の現状と研究方向
実態
いわき地方は進取の気風に富んだ風土性があるが、一方でその進取性が過去の遺産や文物の維持・継承に障害を生む場合がなきにしもあらずで、特に産業構造の激変の中で、当地域の産業遺産・遺構や伝承的な事柄、文化、生活史的な諸資料・物件等の貴重なものが、相当程度、放置・廃棄されての荒廃化、取り壊されての消失、残されたものでも部分的で欠損的な残存で、当研究会及びこの活動提案で企画しているような歴史的な近代化・産業遺産等の残存遺産・遺構等は僅少になってしまっている。
研究活動の方向
- 何が産業遺産としての価値ある遺産かの把握・記録と資料化
- その正確な立地、分布の把握・記録化
- そこにある施設・設備、機器・用具等の構造等に関する正確で専門的な事実的な把握・記録化
- そこで働いていた人々の事実としての体験・知見・技術・用語等の把握・記録化
- そこに築かれた社会・文化・教育等の具体的な生活史の把握・記録化を行ったうえでの分かりやすい遺産・遺構等の学習教材・研究資料の作成
- それを伝達し広めるガイド、ボランティアの育成
- 遺産等に関する情報の公開と交流
- 関係機関・団体との連携
- 記録化及び保存・保護運動の推進
- それらを通した地域活性化の方法の開発等
研究方向
- 産業文化資源・遺産等のガイドブックの作成及びヘリテージマップ作成による意識と体験の提案・啓発・拡大
- 知的関心を呼び起こす交流・相互啓発の教材・資料等の作成・配布による高レベルで実体験的な資料集の作成
- ホームページをリニューアル、全国的・国際的な意見交換の場の用意(現在、石炭産業はイギリス・オーストラリア・中国等で各種の話題を提供し、現に当研究会にはアメリカ・オハイオ州立大学から照会が来ている等、国際的な視点が求められている)
- 研究成果の発表による歴史と文化を考える機会の提供に努め、地域を愛する心を多様な視点で訴える。
会員研究の発表(機関誌等)
大学研究成果の展示・公開・セミナー
平成19年度福島県文化振興にかかる地域活性化事業のもとに当研究会のマップ作成チームがいわき市を中心とする「いわきヘリテージツーリズムマップ」を作成し、来訪者や関係者へ配布したもの。
定款
常磐炭田史研究会定款
常磐炭田史研究会が特定非営利活動法人(NPO法人)として認証され、法人登記も昨年末完了しました。今後ともよろしくお願いします。尚、「定款」を追加しました-のでご参照願います。
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